第1回労働映画鑑賞会上映作品「白雪先生と子供たち」関連資料(その2)
森岡昇「こども・遊び・映画―「太陽はこどもの上にも」について―」PDF
(日本教職員組合編『新しい教育と文化』、第2巻第12号、1948年12月)
映画「白雪先生と子供たち」の原作である「太陽はこどもの上にも」の作者森岡昇氏のエッセイです。
森岡昇氏は東京都中野区第6中学校教諭で、日本映画社と日本教職員組合が協力して制作した「清らかに美しく」(1949年5月公開)という作品の主題歌の作詞も手がけています。
このエッセイを読むと、児童文化と教育復興、6・3制のもとでの戦後民主主義教育の形成に現場の教師たちが積極的に関わっていたこと、また、その中で視聴覚教材としての映画の活用についてさまざまな試行錯誤が行われていたことがわかります。このような文脈の中で、劇映画「白雪先生と子供たち」は生まれました。