第46回労働映画鑑賞会が終了しました。
今回の鑑賞会では、“伝統産業の未来への挑戦”というテーマで、前回に引き続き、TVドキュメンタリー番組「日本のチカラ」の2作品をとりあげて鑑賞しました。
作品鑑賞後に岩波映像顧問の井坂能行さんから、「日本のチカラ」の企画・制作をしている民間放送教育協会について、また番組ができるまでの背景や歩みについて解説をしていただきました。作品から感じられる“人・産業”と“地域”の強い結びつきに加え、番組製作側の“地域”への強い思いに支えられた番組であることがよく理解できました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
「日本ノチカラ」(2015年4月19日~) 放送日 毎週土曜 午前5:20~5:50
公益財団法人 民間放送教育協会が企画・制作及び全国放送しているドキュメンタリ番組。同協会加盟のテレビ局が綿密な取材にもとづいて全国各地の「魅力あふれる産業」を通して地域の歴史や文化、人々の英知や営みを学び日本の技術力・地方創生への道を描きだす。 (協力:文部科学省、独立行政法人中小企業基盤整備機構)
上映作品:①『SAMURAIシルク世界へ!~ニッポン北限の絹産地の挑戦~』
(2017年、山形放送制作、カラー24分)
②『希望のかけはし~割り箸に込める折れない心~』
(2016年、福島テレビ制作、カラー24分)
〈会場の様子〉岩波映像顧問 井坂能行さん
①『SAMURAIシルク世界へ!~ニッポン北限絹産地の挑戦~』
【作品説明】絹産業の復興に努める山形県鶴岡市。これまで織物は不向きとされたキビソ(生皮苧)を使い、独特のハリ感や風合を活かしたストールバッグなどの製品を生み出した。行政や市民、高校もアイデアを出して取り組んだ7年間記録。
②『希望のかけはし~割り箸に込める折れない心~』
【作品説明】福島県いわき市にある割り箸工場・磐城高箸。低迷する林業を支えるため、杉の間伐材を有効活用した高級割り箸の開発に取り組む人々を紹介。東日本大震災を乗り越え、被災3県の杉を使った割り箸「希望かけ箸」を送り出すまでの記録。
~次回のご案内~
― 第47回労働映画鑑賞会 ー
日 時:2018年4月12日(木)18時~(17:45開場)
場 所:連合会館201会議室
上映予定作品
『ある精肉店のはなし』
(2013年/108分)
参 加 費:無料(事前申込不要)
お気軽にご参加ください。お待ちしております。