NPO法人 働く文化ネット

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第20回労働映画鑑賞会「アース」が終了しました。

第20回労働映画鑑賞会が終了しました。
 7月9日(木)18:30~20:00(18:00開場)

~一番大切なものを守る仕事~

上映作品:①『あーす』

 今回の上映作品は、少年がごみ収集車とその作業員に出会い、やがてごみの収集作業を手伝うようになっていきます。彼と彼を取り巻く人々の姿を通して、地球環境という一番大切なものを守る仕事について考えさせられる映画でした。

 

<吉田氏によるコメント>

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 ご来場いただいた東京清掃労働組合 吉田委員長から、次のようなお話をいただきました。

・映画の中で描かれている清掃労働について、安全衛生面から見て問題が多くあり、現実の作業とは違っている。

・東京の環境事業の現在、ごみの減容化等についてコメント

・劇中で「この仕事好きか」と少年に聞かれ清掃労働者が「自信がない」と答えるシーンがある。それが現実だと思う。職業差別も実際にはまだ残っているが、映画にもあったように子供よりも大人がその環境をつくっている。これについては、我々自身が変えていかなければならない。実際、皆で衛生的になるよう変えていくことで、周りの見る目は変わってきている。また小学校における学習には、現場の人達が直接教育現場に出向いて話をしている。自分たちから情報を発信していけることで改善につながっている。

・現在、清掃従事者の公務員は減ってきている。これはごみ収集作業が、民間業者に委託されているからだが、これにより、労働条件が悪くなっていくと職業差別につながっていってしまう。東京清掃労組としては、公務員のみにとどまらず、清掃労働従事者全体の労働条件が改善するよう運動している。

 

 

~第21回のご案内~

【2015年7~9月】統一テーマ:いま働くということ

日時:9月10日(木)18:30~20:30(18:00開場)

場所:連合会館2階 201会議室(地図:http://rengokaikan.jp/access/

参加費:無料(事前申込不要、どなたでも参加できます)

 

~仕事の中の自分をみつめて~

上映作品『シップヤードの青春(1969年/44分)

入社3年目、20歳の造船所溶接工を主人公に、仕事と暮らし、青春や前途を見つめる姿を描く。

 

働く文化ネットでは、毎月第2木曜日に労働映画鑑賞会を開催しております。

8月はお休みで次回は9月となります。


お気軽にご参加ください。お待ちしております。