NPO法人 働く文化ネット

NPO法人 働く文化ネットの公式ブログです。

労働映画『キューポラのある街』が終了

 

第57回労働映画鑑賞会が終了しました。

2019年4月の労働映画鑑賞会では、鋳鉄溶解炉キューポラやこしきが林立する埼玉県川口市を舞台にした貧しさにもめげず、強く・明るく・逞しく生きる子供達をテーマに描いた『キューポラのある街』を鑑賞しました。

モノクロ映画ならではの素晴らしさ、そしてこの時代の空気をそのまま写し取ったかのようなリアル映像に心を奪われました。

司会の鈴木さんの一言「この映画の主人公は、吉永小百合と舞台となった川口市の鋳物工場」と仰っていました。

技術立国を作り・支えたのはこのような町工場です。
作品の主人公が川口と言うのは確かにそうだと思いました。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

次回の労働映画鑑賞会は5月9日(木)となります。

  

上映作品:

キューポラのある街

(1962年/日活映画/モノクロ100分)

鋳物の町として有名な埼玉県川口市。この街にはキューポラという煙突が立ち並ぶ。昔カタギの職人の町にも時代の波が押し寄せる。旧来型の鋳物職人であるジュンの父は、働いていた工場が大工場に買収されたことからクビになってしまう。困窮に苦しむ一家だったが、ジュンはそんな境遇の中でも、自分の進路について一生懸命考え、パチンコ屋でバイトしながらも高校進学の学費を稼ごうとがんばる……。吉永小百合主演で、高度経済成長期の庶民の暮らしを温かなまなざしで描いた青春ドラマ。

allcinema ONLINEの解説より)                

                 <上映中の一コマ> 

       20190412131736

 

 

       20190412131422

 

                        <司会の鈴木さん解説>

         20190412130644

 

  ~次回のご案内~

― 第58回労働映画鑑賞会 ー

日  時:2019年5月9日(木)18:00~(17:45開場)

場  所:連合会館 201会議室

  

第58回テーマ ~私はここにいたいの、いつまでも~

上映予定作品:『 下 町 の 太 陽 (1963年/86分/モノクロ/松竹)

監督 : 山田洋次、脚本 : 山田洋次 不破三雄 熊谷勲

  

下町の工場で働く寺島町子は、祖母と父、そして2人の弟と平和に暮らしていた。
町子の恋人、毛利道男は、2人の将来のスイートホームを夢みて、
正社員登用試験の勉強に精を出していた。
ある日、不良っぽい青年、北良介に「君の弟を知っている」と言われた町子は、
弟が良介から悪い影響を受けているのではないかと心配するが、額に汗して働く良介の姿を見て、深く感動する。その頃、道男の試験結果が発表されるのだが…。

 

参  加  費:無料(事前申込不要)   お気軽にご参加ください。お待ちしております。