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労働運動の源流を辿っていくと…ジョン万次郎と労働組合

「今の連合運動、労働組合の歴史を辿っていくと、最後にはジョン万次郎に行き着く」という書き出しで始まる興味深いレポートがあります。

作者は公益社団法人教育文化協会専務理事の木村裕士氏で、ご本人は「備忘メモとして」と謙遜されていますが、誠に稀有壮大な力作ですので紹介させていただきます。

ジョン万次郎は江戸時代の末期、漁民仲間と土佐沖で遭難。アメリカの捕鯨船に助けられ、やがて幕末動乱期の日本に帰国を果たすというエピソードは広く知られるところですが、氏のレポートでは「万次郎が日本の近代化に果たした役割というのは小さくなく」「もたらしたものの中に労働運動の思想的遺伝子が受け継がれていると信じて疑わない」と述べておられます。

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