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労働映画祭2017「生まれてはみたけれど」が終了

労働映画祭2017/第39回労働映画鑑賞会が終了しました。

今回は、労働映画祭2017ということで、いつもとは趣向を変えて、小津安二郎監督の名作サイレント映画を、活動弁士ハルキさんの語りで上映いたしました。

 ご参加いただきましたたくさんの皆様、ありがとうございました。

  ~子どもの目で見た、哀しき「サラリーマン」~

上映作品:『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』(1932年/90分)

 <上映の様子>

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東京郊外の新興住宅地に、都心から引っ越してきたサラリーマンの吉井さん一家。小学生の兄弟は、さっそく地元の同級生グループに喧嘩を吹っかけられ、どうすればこの場所で生きていけるかという問題を抱える。二人は子ども社会独特の「政治的駆け引き」を使ったりして、ようやく居場所を得るのだが、その後、少年たちの間での父親自慢をきっかけに、「実力第一主義」とは違う大人の世界を垣間見てしまう。“うちではあんなにおっかない父さんが、太郎ちゃんのお父さんにはペコペコしている。会社の専務さんらしいけど、太郎ちゃんは僕らの「家来」なのに…。”

                    『日本の労働映画百選』より

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     <活動弁士ハルキさん>

 

 ~次回のご案内~

  ― 第40回労働映画鑑賞会 ー

 日  時:2017年7月13日(木)18時~

 場  所:連合会館201会議室

 上映作品:フラガール(2006年、カラー120分)【労働映画百選№81】

 参  加  費:無料(事前申込不要)