NPO法人 働く文化ネット

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連続講座「生活時間を考える」のご案内

 当法人が後援する「かえせ☆生活時間プロジェクト」主催の連続講座「生活時間を考える」のご案内です。皆さまのご参加を期待しています。よろしくお願いいたします。

 ◆連続講座 「生活時間を考える」


○趣旨:

 日本における長時間労働について、これまで、職場の問題として労働分野に関わる人たちの中で、その実態や改善策が議論されてきました。しかし、この問題は、視点を変えてみれば、まさに「生活時間」の問題です。

 人は人とつながりながら生活しています。ある人の生活時間は、その人のものにとどまらず、家族、仲間、地域にとっての重要な時間でもあるのです。その時間が奪われつつある今、生活の場、生活者の立場からも、労働問題の当事者として考え、発言していくことが求められています。

 この連続講座では、くらしと生活の場で起きている問題を共有しつつ、今後のあるべき働き方、企業労使の対策、必要な法制度などについて検討するとともに、労働分野にとどまらず、様々なバックグラウンドを共有する幅広い参加者による意見交換の場にもしていきたいと思います。

○主催:「かえせ☆生活時間プロジェクト」
(発起人:浅倉むつ子毛塚勝利、浜村彰、唐津博、長谷川聡、圷由美子)

○後援:働く文化ネット 


◆第3回「時短はなぜ進まないのか?」

 労働時間の短縮は、労働条件改善の主要な柱としてこれまでも様々な取り組みが行われてきました。しかし、労働統計に現れる「短縮」は、短時間労働者の増加によるところが大きく、正社員の長時間労働の実態はあまり改善されていません。

 他方で、低賃金であるために長時間労働を余儀なくされる人、あるいは「ブラック企業」の下で長時間労働を余儀なくされる人も増えています。

 とくに問題なのは、労働組合が組織されている職場で、きちんとした残業規制が行われていないことです。どんなに立派な法制度が作られても、職場の規制が機能しなければ実効あるものとはなりません。

 何が問題なのか。今回はこの問題にスポットを当て、研究者の立場、労働組合の立場から率直な議論を行い、問題解決への道を探ります。

 と き:2016年2月26日(金) 午後6時30分~

 ところ:連合会館・5階 502会議室 (地下鉄・新御茶ノ水・小川町下車)

 電 話:03-3253-1771

 報告者:研究者の立場から/労働組合の立場から