NPO法人 働く文化ネット

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労働映画鑑賞会「鉄道員(ぽっぽや)」が終了しました

第16回労働映画鑑賞会が終了しました。
 3月12日(木)18:30~20:25(18:00開場)

~鉄路を守る~

上映作品:『鉄道員(ぽっぽや)』

今回は、約20名の方にご参加いただきました。

 

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 「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影に使用されたキハ40 764

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「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影に使用されただるま食堂の建物と、キハ40 764の保存車体 (根室本線幾寅駅前)

日本労働映画百選の候補作品「ぽっぽや」

NPO法人では、現在、日本の代表的な労働映画を100本選考する事業を展開しています。 対象は、直接的か間接的かは別にして、働く人たちの仕事と暮らし、喜怒哀楽を描いた作品ということになります。その選考作業の中で、今回上映した「ぽっぽ や」は、選考委員の方々から上位にノミネートされています。
高倉健が演じた主人公は、鉄道員(「ぽっぽや」という) として一筋に生き、北海道のある廃止寸前のローカル線・終着駅の駅長として定年退職の年を迎えることになり、その中で起こった不思議な少女との出来事を中心に、現在と過去が交錯しながら物語が展開しています。
機 関士として一生懸命に働く姿、一人勤務という厳しい条件の中で、生まれたばかりの一人娘を病気で失い、また妻にも先立たれ、その死を看取ることもできな かった主人公。鉄道員としての職務の過酷さと、そこに生きた人々の職務に対する忠実さをしっかりと描いた作品で、労働映画としての見応えもたっぷりでし た。
高倉健主演の作品としては、青函トンネルの工事に執念を燃やした国鉄技師や坑を掘るトンネル屋たちを描いた「海峡」という映画も、すばらしい労働映画です。

第17回のご案内

【2015年4~6月】統一テーマ:女性の元気が社会を変える パートⅡ

日時:4月9日(木)18:30~20:30(18:00開場)

場所:連合会館2階 201会議室(地図:http://rengokaikan.jp/access/

参加費:無料(事前申込不要、どなたでも参加できます)

 ~自由民権と女性解放~

上映作品『我が戀は燃えぬ(1949年/84分)

 女性解放運動の先駆者である影山英子の自伝を基にした作品で、『女性の勝利』や『女優須磨子の戀』と合わせてしばしば溝口健二の“女性3部作”とも呼ばれています。

 

働く文化ネットでは、毎月第2木曜日に労働映画鑑賞会を開催しております。
お気軽にご参加ください。お待ちしております。