NPO法人 働く文化ネット

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連続講座「生活時間を考える」のご案内

 当法人が後援する「かえせ☆生活時間プロジェクト」主催の連続講座「生活時間を考える」のご案内です。皆さまのご参加を期待しています。よろしくお願いいたします。

 ◆連続講座 「生活時間を考える」

○趣旨

 日本における長時間労働について、これまで、職場の問題として労働分野に関わる人たちの中で、その実態や改善策が議論されてきました。しかしこの問題は、視点を変えてみれば、まさに「生活時間」の問題です。人は人とつながりながら生活しています。ある人の生活時間はその人のものにとどまらず、家族、仲間、地域にとっての重要な時間でもあるのです。その時間が奪われつつある今、生活の場、生活者の立場からも、労働問題の当事者として考え、発言していくことが求められています。

 この連続講座では、くらしと生活の場で起きている問題を共有しつつ、今後のあるべき働き方、企業労使の対策、必要な法制度などについて検討するとともに、労働分野にとどまらず、様々なバックグラウンドを共有する幅広い参加者による意見交換の場にもしていきたいと思います。

○主催:「かえせ☆生活時間プロジェクト」

(発起人 浅倉むつ子毛塚勝利、浜村彰、唐津博、長谷川聡、圷由美子)

○後援:働く文化ネット

 ◆第4回

   新たな法制度を考える

      ~生活時間アプローチの労働時間法とは~

 報告者:毛塚勝利(法政大学)

 2016年7月13日(水) 午後6時30分~

 連合会館・4階 404会議室

 (地下鉄・新御茶ノ水・小川町下車) 電話:03-3253-1771

 この連続講座では、これまで、生活者の視点、国際比較、職場での課題という切り口で検討を進めてきましたが、今回は、この運動を進めていく上で、柱の一つとなる「新たな法制度」をとり上げます。

 新たな法制度といっても、さまざまな視点からの検討が可能と思われますが、今回は、「生活時間確保法」という考え方を試論として提起し、参加者の皆さんから幅広いご意見を伺いたいと思っています。これは、今後の運動の指針の一つとなり得るものですが、同時に、政府が進めようとしている、労働時間法制見直しに対する、対抗軸・対案としても期待されるものです。