NPO法人 働く文化ネット

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「労働映画百選通信」第32号配信

「労働映画百選通信」第32号が配信されました。是非ご覧ください。

<内容> 

①労働映画鑑賞会【2018年9~11月期 特別企画】

 “アジアの労働映画”

【第52回】10月11日(木)18:00~ 

 上映作品『忘れえぬ想い』(2003年/108分/香港)  

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【第53回】11月8日(木)18:00~

  上映作品『明日へ』(2014年/104分/韓国)

    

②【リポート】盛況だった労働映画祭2018/第50回労働映画鑑賞会

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③【作品ガイド①】10月労働映画観賞会上映予定作品

 『忘れえぬ想い』紹介

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【DVD】GPミュージアムソフト

 

⑤日本の労働映画百選 労働映画 特設サイト

 

⑥「日本労働映画の百年」報告書が完成

 

⑦【作品ガイド②】

  『あまねき旋律(しらべ)』(2017年/83分/インド)紹介

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⑧【上映情報】労働映画列島!9~10月 

労働映画『イロイロ ぬくもりの記憶』が終了

 第51回労働映画鑑賞会が終了しました。

 9~11月は、特別企画としてアジアの労働映画を3作つづけて取り上げる予定です。第一弾の今回の鑑賞会では、“揺れる家族、さまざまな出会い”をテーマにシンガポール映画『イロイロ ぬくもりの記憶』を上映しました。

 ”シンガポール映画”をはじめて観たという方も多かったのではないかと思いますが、参加者の方から「面白かった」という声を多く聞くことができ、大変好評でした。

 ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

 

 上映作品:イロイロ ぬくもりの記憶

    (2013年/99分/シンガポール

脚本・監督:アンソニー・チェン

はじめて見るのに、なつかしい未来   文:波多楽久

シンガポールの映画を見るのは初めてという方も多いと思うが、この作品を見ると、誰もがなんとなく「なつかしい」と感じるのではないか。主人公の少年の悪ガキぶりや、親たちが味わうサラリーマン生活の哀愁は、小津安二郎の初期の作品を連想させるし、少年とメイドさんが仲良くなっていく様子は、戦後の日本では「女中」改め「お手伝いさん」ものとして、映画やドラマでお馴染みの光景だった。

~中略~

1997年が舞台になっているのは、1984年生まれのアンソニー・チェン監督が、自身の子供の頃の体験をモチーフにしているからだという。少年が携帯型育成ゲーム「たまごっち」で遊んでいるが、日本でもほぼ同時期に大ブームが起きていた。アジア通貨危機で不況に陥った当時、監督のお父さんも失業し、4歳から12歳まで家族と一緒に暮らしてきたメイドさんは国に帰っていった。「イロイロ」とはフィリピンの地名で、メイドさんの故郷のこと。日本語の「いろいろ=多様性」ともつながることから、日本公開時のタイトルとして採用された。

             

         -労働映画百選通信№31よりー全文はこちらから

                 

<上映会の様子>

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  ~次回のご案内~

 ― 第52回労働映画鑑賞会 ー

 日  時:2018年10月11日(木)18:00~(17:45開場)

 場  所:連合会館 201会議室

【特別企画:アジア労働映画 第2弾】~そして、ミニバスは今日も行く~

上映予定作品:『忘れえぬ思い (2003年、香港、108分)

   参  加  費:無料(事前申込不要)

    お気軽にご参加ください。お待ちしております。

第51回労働映画鑑賞会のご案内

第51回労働映画鑑賞会を下記の通り開催します。

  • 開催日:2018年9月13日(木)18:00~ (17:45開場)
  • 会 場:連合会館2階 201会議室 (地図:http://rengokaikan.jp/access/
  • 参加費:無料(事前申込不要、どなたでも参加出来ます)

 

第51回 ~揺れる家族、さまざまな出会い~

上映予定作品:『イロイロ ぬくもりの記憶

       (2013年、シンガポール映画、99分)

 2018年9~11月期は、特別企画として「アジアの労働映画」をとりあげます。9月の鑑賞会では、アジア通貨危機の中での父親のリストラ、揺れ動く家族、フィリピン人メイドとの心の交流を描いたシンガポール映画『イロイロ ぬくもりの記憶』を上映します。ぜひ多くの方々に鑑賞していただきたいと思います。ご来場をお待ちします。

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第51回労働映画鑑賞会ご案内のチラシはこちらです。

※8月の労働映画鑑賞会はお休みです。

 

9月労働判例命令研究会のご案内

当法人が後援する日本労働弁護団主催の「労働判例研究会」のご案内です。
労働組合の役員・書記・組合員や組合関係者(労働審判員、労働委員会の参与委員など)の皆さまのご参加を期待しています。

今回より、研究会の名称を「労働判例命令研究会」とします。

 

 <第118労働判例命令研究会のご案内>

 ◆日時:2018年9月10日(月)18時~20時

 ◆会場:連合会館4階401会議室 (地図:http://rengokaikan.jp/access/

 ◆報告者・報告判例

1.市橋 耕太 弁護士(日本労働弁護団事務局次長)

日産自動車ほか1社(団交拒否)事件・神奈川県労委平成30.2.27中労委命令・裁判例データベース(M-H30-018)

 https://www.mhlw.go.jp/churoi/meirei_db/mei/pdf/m11846.pdf

~派遣先事業者の派遣労働者に対する労働組合法上の使用者性~

 

2.岸 朋弘 弁護士(日本労働弁護団会員)

シュプリンガー・ジャパン事件・東京地判平成29.7.3労判1178号70頁

~妊娠と近接して行われた解雇と均等法・育休法違反の有無等~

 

◆主 催:日本労働弁護団

◆後 援:NPO法人働く文化ネット

http://hatarakubunka-net.hateblo.jp/

 

◆今後の予定

・10月22日(月)

・11月12日(月)

・12月10日(月)

「労働映画百選通信」第31号配信

「労働映画百選通信」第31号が配信されました。是非ご覧ください。

<内容> 

①労働映画鑑賞会【2018年9~11月期 特別企画】

 “アジアの労働映画”

【第51回】 9月13日(木)18:00~ 

上映予定作品『イロイロ ぬくもりの記憶』(2013年/99分/シンガポール)  

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【第52回】10月11日(木)18:00~

上映予定作品『忘れえぬ想い』(2003年/108分/香港)

【第53回】11月8日(木)18:00~

上映予定作品『明日へ』(2014年/104分/韓国)

 

②日本の労働映画百選 労働映画事業スペシャルサイト

 

③労働映画鑑賞会案内 

 9月上映予定作品「イロイロ ぬくもりの記憶」紹介

 

④「日本労働映画の百年」報告書が完成

 

⑤【上映情報】労働映画列島!8~9月

 

⑥【労働映画のスターたち】第34回「尾野真千子

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     萌の朱雀(1997)        カーネーション(2011)

     

盛況だった労働映画祭2018/第50回労働映画鑑賞会

労働映画祭2018/第50回労働映画鑑賞会が終了しました。

今回は、労働映画鑑賞会・第50回目の記念上映会ということで、2部構成の特別プログラムを組みました。

第一部は、2016年にカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した作品『わたしは、ダニエル・ブレイク』を上映しました。

そして、第二部は、中央大学教授・宮本太郎先生、岩波映像顧問・井坂能行さんをお招きし「働くもののの困難と福祉社会の現状をめぐる」というテーマで対話をしていただきました。

イギリスの名匠ケン・ローチ監督の最高傑作ともいわれている評価の高い作品ということもあり、たくさんの方にご来場いただきました。また、「映画は既に観たので…」と2部から参加してくださった方も多くいらっしゃり、一部二部通して、たくさんの方に興味を持っていただけるプログラムであったことを主催者として実感いたしました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

【当日の様子】

〈主催者代表挨拶:働く文化ネット 小栗啓豊代表理事

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「これからも労働映画鑑賞会を続けていきます」

 

「当法人は、働く人たちにとって困難の多いこの時代に、直接的な応援は無理としても何かできることをやろうとの思いから2013年に立上げ、丸5年が経過しました。その中の柱の一つが労働映画事業でした。何回鑑賞会が実施できるなど考えず、皆さんに集まっていただけるかなど、不安を抱えながらのスタートでしたが、この間、様々な時代、ジャンルの労働映画を上映し、今回が50作品目となりました。これも、皆様のご支援、ご協力のたまものと感謝申し上げます。」

「平成の時代は、後一年足らずで幕を下ろします。『百聞は一見如かず』、映画には、明治、大正、戦前・戦後、昭和から平成時代のリアルな映像が残され、そこで生き抜いた人々の記録があります。貴重な財産でもある労働映画を、今後とも多くの人たちに伝え、広め、見ていただく活動を続けていく考えです。」

 

〈来賓挨拶:連合 神津里季生会長〉 

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「労働映画には『不条理を許さない』というメッセージを込めた作品が多くある」と述べられ、労働映画の重要性を強く訴えていただきました。

 

 第一部 『わたしは、ダニエル・ブレイク』上映

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第二部 「働くもののの困難と福祉社会の現状をめぐる対話」

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左から、司会の鈴木さん、中央大学教授・宮本太郎先生、岩波映像顧問・井坂能行さん

(対話の内容は、改めてご紹介します。)

 

~次回のご案内~

※8月の労働映画鑑賞会はお休みです。

  ― 第51回労働映画鑑賞会 ー

 日  時:2018年9月13日(木)18時~

 場  所:連合会館201会議室

 上映作品:『イロイロ ぬくもりの記憶』

      (2013年、シンガポール映画、99分)

 参  加  費:無料(事前申込不要)